まえがき(と編集方針)

三省堂国語辞典」を四冊、第4版(1992年発行)から第7版(2014年発行)まで並べて読み比べているブログです。おおむね平成時代の日本語の(あるいは日本社会の)変遷が観察できるはず。

 以下、使っている辞書と、記述の形式について説明してます。

 

 <使用辞書について>

 用いた版をより厳密に書いておくと、

・第4版(1992年3月1日) 小型版第12刷(1995年11月1日) 
・第5版(2001年3月10日) 小型版第10刷(2005年3月10日)
・第6版(2008年1月10日) 小型版第3刷(2009年1月10日)
・第7版(2014年1月10日) 小型版第1刷(2014年1月10日)

 また、話の流れで「ほかの辞典では……」という比較的言及を時おりやるんだけど、その場合参照しているのは、原則的に他の小型国語辞典です。その内訳は、

主に
新明解国語辞典 第7版
・岩波国語辞典 第7版(新版じゃないやつ)
・新選国語辞典 第9版
集英社国語辞典 第3版

場合によって
新潮現代国語辞典 第2版
講談社国語辞典 学術文庫版
・新潮国語辞典 改訂版
・角川国語辞典 新版
・辞海 縮刷版

ときには中型辞典も見る
大辞泉Macの辞書アプリに昔載ってたやつ)
スーパー大辞林Macの辞書アプリに今載ってるやつ)

……という、はなはだ不徹底なもので、旺文社も学研も大修館も福武も「広辞苑」も「三現新」も参照していないので、「これを載せてるのは三国だけとか言ってるけど、こっちの辞書にも載ってるぞ」など、お手持ちの辞書で気づいたものがあればご指摘ください。

 

<記述の形式>

見出し[表記]_(品詞)〘分野〙〔文体〕_各版での見出しの有無と分量
 コメント

[例]

[亜] (接頭)/(名)〘地〙 4:2, 5:2, 6:2, 7:4
 第6版までは、「亜熱帯」などの接頭辞としての亜…

あーあ (感)〔話〕6:4, 7:4
 第6版での初出時は、見出しが『あああ』で…

アーガイル (名)〘服〙4:2, 5:2, 6:2, 7:2
 もともと『ひし形の格子模様(コウシモヨウ)』とふりがなされていたのが…

 

*見出しは原則的に第7版の表記と順番で書いていく。見出しの並び順も結構変わっているんだけど、説明が煩雑になるので、基本的には立ち入らないつもり。

*第7版に残っていない見出しについて項目を立てる場合には、行頭に†をつける。

*追い込み見出しは原則的に立項しないが、特に興味ある改稿が行われている場合には、「●」をつけた見出しを立ててコメントする。

*表記欄などにみられる、「×」とか「:」とかの記号は、特に説明しないけどそのまま引用する。意味を知りたい人は辞書を買ってください。

*品詞、分野、文体の略記も、特に説明しないけどそのまま引用する。

*同じ見出しでも、意味区分によって品詞が複数になる場合、/で区切って並べて書いておく。

*辞書本文の甲カッコ〔〕には文体以外の情報(原語での綴りなど)が書かれている場合もあるが、省略する。

*「各版での見出しの有無と分量」では、「版:行数」というかたちでそれぞれ半角数字で記載する。「4:2」とあったら「第4版で2行」ということです。

*項目の分量を行数で示すと、イラストの有無によって大幅に行数が変わることがあって、比較の用をなさない場合がある。が、その旨は本文中で説明することにします。いちいち文字を数えて、イラストを抜いた場合の行数に換算するのは面倒なので。

 

*本文中に「第◯版」というかたちで版数を示すとき、全角数字を用いる。辞書での表記に合わせて漢数字で「第七版」とか書きたかったけど、埋もれてしまって見づらいので。

*年号など、算用数字であることに意味があるものは半角数字を用いる。

*「三行項目」という言い方で項目の行数に触れるときなど、熟語的に用いられる数字には漢数字を用いる。いちいち断ることでもないか。

*白抜きカギカッコ『』は、辞書本文からの引用であることを明示したい場合に用いられている。辞書中の該当箇所を指示棒で指してるイメージで読んでください。

*辞書本文中の丸カッコ()内に書かれた読みがなは、煩雑を避けるため省略することがある。

*辞書本文では省略の必要から見出し語を「―」としているところ、本稿に引用する際に復元して用いる。

*辞書では見出し内の意味区分のための記号として、四角に漢数字(大区分)、丸に算用数字(中区分)、丸にアルファベット(小区分)の三種類が使われている。本稿では[一]、①、ⓐを用います。

 

*「紙面を写真に取れば説明しやすいのに」と思うような場合にも、原則として写真は使わない。必要があれば図を起こす。これは一種の縛りプレイである。

 以上のルールは暫定的なもので、書き進めるうちに不都合が出てきたら、随時追加/変更される。